メディア掲載情報Media Infomation

2003/2/8【大阪日日新聞】議員インターンプログラムを展開?若者の力生かし政界活性化狙う—

 

政治への不信や無関心がひろがっている。各種の選挙で投票率は低下を続け、特に若者の間で顕著。
そんな若者の政治離れを食い止めようと、学生を議員のもとに派遣して、議員活動を体験するユニークな「議員インターンシップ(就業体験)」を展開している。ぜんこくに四つの本部を持つ。運営は学生が行うNPO法人だ。
「政治家はテレビの中の住人ですか…」のフレーズとともに、若者と政治の距離を縮めようとする日本初の試み「議員インターンシップ」が始まったのは1998年2月。現在は副理事長を務めている佐藤大吾さん(29)の呼びかけに堺市の久保田暁市議(34)ら四人の地方議員が応え、八人の学生を受け入れた。学生たちは二ヶ月の間、議員と活動を共にして生の政治現場を体験した。
この時、久保田市議のもとで議員活動を体験した友田景さん(26)は三年後の01年に、柏原市議会選挙に立候補し、見事、最高得票で初当選。インターンシップの卒業生として第一号の議員が誕生した。「議員である前に人間として人と接する姿勢はどうあるべきかを学んだ」と友田さんは当時を振り返る。
今春行われる統一地方選挙では、近畿地区の地方選挙に、二十代の四人の元インターン生が挑む。若い力で政治の世界を活性化させる原動力になろうと意気込んでいる。
広報担当の辻英志朗(21)は「政治離れと言われている学生と、日ごろは会うこともできない政治家との出会いを、議員インターンシップとしてプロデュースしています。参加するのも学生、運営するの学生で、生の政治を間近で見てきた学生NPO団体です」と話す。
現在では、学生を受け入れる議員事務所は五百人を超え、これまで約千人の学生が議員インターンシップに参加している。受け入れ先の議員事務所で学生たちが取り組む仕事は、本会議傍聴などの政策活動やビラ配り、事務所での作業と多種多様。交通費や食費はほぼ支給されている。
当選以来、学生を受け入れている田中誠太府議事務所では「やる気があれば十分です。無条件で受け入れます」と呼び掛けている。昨年夏、谷畑孝国会議員事務所で議員インターンに参加した武田育子さん(20)は「素晴らしい政策より、良好な人間関係が何よりも大切だということを学びました」と感想を話した。
若者から誤解されている政治の世界だが、まだ政治をあきらめていない学生と、まだ若者をあきらめていない政治家が行動を共にする事で双方の溝を埋めていく。統一地方選を控え、仲介役のドットジェイピ?の注目度は急上昇している。(松尾八十八記者)

  • facebook
  • twitter