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2012/11/25インタビューVol.096 [首長] 藤野 勝 武蔵村山市長 「『地元を愛し、地元についてもっとよく知ってください。』」

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市長

武蔵村山市長 藤野 勝
所属 武蔵村山市長
選挙区 東京都武蔵村山

 

市長になろうと思われたきっかけを教えてください。


祖父が議員をやっていたこともあり小さいころから祖父の選挙運動を目の当たりにしていたのですが、その祖父が脳卒中で倒れてしまいその祖父の意志を継ぐような形で自分は市役所に入り、業務を通じ『自分ならこうしたい』と思うことが出てきて、『市民のアイドルになろう』という風に市役所に入ったときから思っていたので、機会もあり、市長選に立候補させていただきました。
市長としては、市役所の職員が、日本一働く市役所、また市民が武蔵村山市に住んでいてよかったと思える市を目指しています。



市長が市政運営で大切にしていることはありますか?


それは職員とのコミュニケーション、職員からの理解ですね。
仕事でなくても人間関係を構築する上でコミュニケーションは大切なことですが、職員とコミュニケーションをとることでこの人と仕事をしよう、とか、協力しよう、という気持ちになると思いますし、職員から市政をよくするためのアイディアを提案する制度を設けていますが、私は普段からいいアイディアであれば取り組んでみようという姿勢なので、
そちらの方でもよく意見が出てきますし、大変な時でも皆で乗りきることができていると思います。職員からの信頼のない市長は市民からの信頼も得られないと私は考えております。



武蔵村山市の市政運営上の課題と考えることはなんですか?


武蔵村山市は東京都で唯一鉄道の駅のない市であり、住民が最も望んでいるのは多摩都市モノレールの延伸であると考えています。現在少しずつ実現に向けて動いていますが、やはりこれをなんとか達成したいですし、これによって若者の流入も増えると考えています。
保育料も安く、学童保育の整った武蔵村山市に足りないものはモノレールだということは自分たちの間でもわかっていることなのです。
モノレールが延伸されれば、通勤、通学にも便利で住みやすい市であると私は考えておりますので、一日でも早いモノレール延伸が私の成し遂げなければならないこと、市民との約束であると考えています。



市政運営が変わるきっかけとなったことはなんですか?


3月11日の東日本大震災です。東日本大震災の被害の大きかった、いわき市などに職員を派遣しました。さらに3月12日に姉妹都市の長野県栄村で震度6強の地震が起こりました。
この2つの地震を目の当たりにして、首都直下型地震も当然考えなければいけませんが、武蔵村山市は立川断層が通っているので、地震も含めて防災対策について力を注ぐのが首長の役割と考えるようになりました。



市政の中で今現在取り組んでいることはなんですか?


モノレール延伸もそうですが、みかん、りんご、茶などが名産品であることもあり、食については力を入れています。
『顔の見える食材を』ということで、『地産地消』を目標として掲げています。
その一環でもありますが、武蔵村山市では、“風土”と“Food”をかけたFoodグランプリというものを行なっています。
これは、武蔵村山市でとれたものを使って競い合うというものです。自分の地元でとれた食材の素晴らしさについて更によく知ってもらい地元への関心、愛情を深めていただければと思い開催しました。
優勝したチームには宮城県の仙台市で炊き出しグランプリの方にも参加させていただきました。武蔵村山市を全国に向けてPRするということも含めてこの食を上手く使えたらなと思っています。
また、省エネにも力を入れています。議会、市役所ではLEDを導入しましたし、電気自動車も使用しています。
先程もお話に出しましたがモノレール延伸が未だ達成していないという現状を踏まえて、ワンコインで乗車できるコミュニティバスを市民の通勤、通学、買い物のために走らせています。



人口も増えていて、若年層も東京で多いということをお聞きましたが、何か子供たちや若年層に対して行なっていることはありますか?


子供たちに対して学業に集中するための環境を整えるということで、校庭の芝生化や普通教室のエアコンの整備を行いました。これで子供たちの勉学の成績がよくなることを期待しています。
また、U40青年会議というものを行なっています。武蔵村山市がどうあるべきか、ということを若いひとに武蔵村山市について考えて欲しいと考えて行なっております。
全体でみると65歳以上の人口率は全国的に見れば大きくありませんが、若い人が高齢者の多い地域に入り込んでくれればと思いますし、きらめき女性会議というものも行なって、女性の意見も取り入れていこうとしています。



市民の声を市政に活かすため、また市民にわかりやすい運営を行うためにどのようなことをなさっていますか?


市民と市長の距離を近づけて、市民の生の声が聞きたいと私は考えました。そこで私が町へ、現場へ、赴いてタウンミーティングを行なっています。市民の目線に立って事業を行うことができていますし、話しやすい市長だという評価もいただいています。
また、予算書を家計簿風に書きまして、写真なども入れて予算をどのように使うのかということを市民がわかりやすいようにしています。



私たちドットジェイピーは、若者に政治に関心を持っていただくこと、若年投票率の向上を目標としていますが、市長から若者へメッセージをお願いいたします。


もっと若い人たちには市政に関心をもってほしいです。今よりもっと皆さん地域に出てきて、地元を愛して、人と人との絆を大切にしながら、一緒に地域コミュニティを築いていってほしいと思います。
また、自分が今所属している自治体、また地元の自治体の今後の方向性を考えてほしいですし、自治体に何をしてもらえるかという受け身の姿勢ではなく、自治体に対して自分は何ができるか、自分が自治体にしてもらいたいことでも、どのように伝えるかという能動的な姿勢を持って欲しいと思います。
自治体が若者を成長させる、と私は考えております。



(インタビュー:2012-11-20)


昭和第一学園高等学校卒業
武蔵村山市職員
武蔵村山市議会議員
平成22年 5月 武蔵村山市長
※プロフィールはインタビュー時のものです。

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