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2013/1/31インタビューVol.114 [首長] 星野 順一郎 我孫子市長 「自分の力で正しい情報を見つける力をつけて、しっかりと決断できる人間になってください」

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市長

我孫子市長 星野 順一郎
所属 我孫子市長
選挙区 千葉県我孫子市

 

座右の銘を教えてください


「為せば成る 為さねば成らぬ何事も 成らぬは人の為さぬなりけり」。祖母からの教えです。私自身、この言葉通り明治生まれは強い、というイメージがあります。現在は学ぶところはたくさんありますが、核家族化で中々そのような交流の機会がありません。おじいちゃん、おばあちゃんの話、経験、遊びを子どもたちが聞くことのできる場を提供するようにしています。



市長になられたきっかけを教えて下さい。


実際に私は政治経験が全くといっていいほどありませんでした。早くから歯科医師会会長・青年会議所の理事長をやっていましたが、その中で、どうまちを良くしていけるのか話し合い考えていました。案件はなかなか受け入れてもらえません。決める側に入らなければ何も決められない、その辛さを実感したのです。タイミング的には前市長が引退するとのことで、推薦を受け市長を務めることとなりました。。



市長としてのやりがいはどういった時に感じますか?


市長のこういうまちになったらいいな、という思いから、「まちが変わっていくことが楽しみ」で、それを楽しく感じています。自分がなってほしいというまちに少しずつ、遠回りでも近づいていくことがやりがいです。

自分が望むまちとは違った方向にまちが変化していくのでは、私が市長たる意味は無いのです。多くの人の意見がある中で、市長である私自身も我慢するところもありながらも、決定していく、これが街の変化に繋がっているのです。



市の魅力・ビジョンについて教えてください。


私は代々我孫子に住んでいます。東京まで30分~40分の距離にありながら、多くの自然があるためお年寄り・子育て世代にもとても住みやすい街なのです。私はこの環境を守って行きたいと思っています。しかし高齢化が非常に進んでおり、民生費(社会保障費)が膨らんでいるのが問題です。

他には、この環境を守るべく、保育園・小学校の耐震工事も来年で完了します。また市長選の一年前に公共料金を1.5倍に値上げしました。20年~30年公共料金が値上げされておらず、現在の市の財政状況とは見合わない本公共料金を改訂致しました。これが後に今回の震災復興支援費、原発対策に拠出できることとなったのです。



学生時代について教えてください。


私は日本大学の松戸歯学部におりました。私の時代には夜遅くまでのカリキュラムが当たり前だったので、今でも夜遅くなることは苦だとは思っていません。

とにかく、非常にストイックな学生生活を送っておりました。唯一の後悔としては、もっといろんな先生方と交流を持っておけばよかったなと思うこともあります。



若者を巻き込んだ施策を実際に行われていますか。


我が我孫子市には中央学院大学、川村学園女子大学の2つの大学があります。私が市長になってから両大学と協定を結び、補習という形でクラブ活動など、小学校や中学校へ教職過程を専攻する学生へ実習の機会を提供できるよう促しています。教職過程において実習の時間が少ないことから、このような協定を設けました。



若者の投票率の低下についてどのようにお考えですか。


私自身状況を見ていて、自分たちの投票ではどうせ何も変わらないと、どこか諦めているところがあるのではないかと感じます。市長が変わるということは、やめるべきことが変わる、やるべきことが変わるということなのです。そういった意味では、批判覚悟で市長を務めています。 インターネットでの情報や目先の状況に翻弄され、その場の利益だけ考えていては、今回の震災のように市民が救われることはありません。皆さんの一票、発言が大きく市政の未来を変えることもあるのです。インターネットとはもちろん便利で手軽なツールかもしれませんが、意図的に十分操作ができますし、全て正しい情報ではないのです。



若者に対するメッセージをお願い致します。


何より諦めてはいけないと思います。昭和生まれの私の世代は、高校生の頃「諦めの世代」と呼ばれていました。学生運動の中で何も世の中が変わらない、もう過激な運動はやめよう、何をしても何も変わらない、という風潮が生まれました。このような捉え方から、学生運動が下火になってくると、過激なことでは抵抗しない世代、と解されるようになりましたが、このように、人間は早く解決を見出そうとすると、過激な方向に走りがちなのです。

どうせ投票したって変わらない、ではなく、諦めずに声を上げていく、その最後の手段・決断が投票なのです。インターネットで安易に判断せず、しっかりとした知識を持って、自分自身で判断する力をつけてほしいと思っています。過激な評論家にはならないで、自分で決断できる人間になっていってください。



(インタビュー:2013-01-31)


昭和59年          日本大学松戸歯学部卒業
平成  7年  1月 (社)我孫子青年会議所理事長
平成11年  7月 我孫子市介護認定審査副会長
平成15年  4月 (社)我孫子歯科医師会会長
平成19年  1月 我孫子市長
※プロフィールはインタビュー時のものです。

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