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2013/3/26インタビューVol.134 [首長] 稲葉 孝彦 小金井市長 「街づくりに対して夢を持ってほしい。」

134

市長

小金井市長 稲葉 孝彦
所属 小金井市長
選挙区 東京都小金井市
公式ホームページ

 

市長になられたきっかけを教えてください。


もともと子供のころから政治家志望でした。私は40歳の時に議員になったのですが、小金井市の市政を立て直したいと考えたのがきっかけです。偏った市政運営を建設的に変えたいと思い市政に入りました。
その後、14年間議員としてやっていくなかで、お世話になった前市長が引退なされるという事で、私が市長のバトンを引き継ぎました。

今の時代、政治家になりたい子供たちが少ないのは残念です。
昔は、「末は博士か大臣か」という言葉もありました。私も政治に夢を抱いてこの世界に入りました。



どういったときにやりがいを感じますか。


市民の要望は、多岐にわたります。今の市の財政では、全てを叶える事は出来ません。「要望は限りなく財源は限りある」その大変さや苦しさはあります。持続可能な社会とするために、市民の方々に協力していただかなければいけません。行政も市民も協力しあって街づくりをしていかなければなりません。

大変さを乗り越えて物事が成就したときや、福祉の面でお年寄りや介護を必要としている方に、「ありがとう」といった声をもらえると嬉しいです。

また、小金井市民交流センターをつくる際には、反対派と対立し、議会を解散し選挙を行った結果再選し、交流センターを建設できたのは良かったです。
文化、芸術の発信地として、市外からお見えになる人も増え、嬉しく思っています。



市の問題は何ですか。


市内11.33平方キロメートルの面積に11万人が住んでいます。この人口過密は問題ですが、最大の問題はごみ問題です。2007年に二枚橋焼却場が、施設の老朽化が進んだため運転を停止してから、ごみ処理問題が浮上しました。

現在、日野市、国分寺市、小金井市の3市で共同してごみ処理施設を建設する方向性が確定したのですが、それまでは大変な道のりでした。6ヶ月で前市長がやめてしまったのも、ごみ問題が絡んでいます。



8ヶ月間市長を退かれていた間は、何をされていたのですか。


選挙に負けて悔しい思いもありました。しかし、新しい人にバトンタッチしようと決意しました。額縁の曲がりは外から眺めないとわからない、小金井市を外から客観的に見ることで、良さも悪さも見えてくるものです。8ヶ月間はゆっくりとすごしていました。 そこへ市長選挙が行われることとなり、やり残した仕事を最後にやろうと思い、立候補し再び市長になりました。



小金井市のビジョンを教えて下さい。


小金井市は恵まれた土地です。新宿から電車で約25分、大学や、研究所、自然も残っていて大変よい環境です。小金井公園、武蔵野公園、野川公園などが北と南にあり中央線がまちの真ん中を走り、そして、玉川上水、野川が流れております。多くの方が来ても満足していただけるものが整っています。
これらを活かし、観光にも力を入れたていきたいです。

また、地域のコミュニティを復活させたいです。お隣さんの顔が分かるまち。お年寄りや、子育てに悩む親御さん達が、気軽に相談し合えるコミュニティをつくっていきたいです。子どもが遊んでいるのを、高齢者や大人が見守れるようになればと思います。

また挨拶が出来る社会をつくっていきたいです。挨拶から住民同士がつながっていって欲しいです。
そのために、公共施設を使いやすくし、サークルや老人クラブなどが集える場所をつくって行く必要があります。



若者に対して施策は行っていますか


大学も多いので若者はいますが、土地が高いので定住しにくいということがあります。まずは、まちに愛着をもってもらうイベント等をおこなっていきたい。
今やっているものでは、アクアスロンというものがあります。
小金井市にあるトライアスロン連合という団体と13年前より開催しており、東京学芸大学のプールと陸上トラックを借りて、スイミングとランニングで競いあうものです。
お年寄りから若者まで参加するコミュニケーションの場としても役立っています。市内市外から沢山の参加者が毎年、気持ちのいい汗を流します。



若者の投票率向上に対して施策ありますか?


先の市議会議員選挙では、投票率は43%でした。若者達の政治離れも目立つようです。

解決策として2つあると思います。1つは物理的に投票しやすくすること、もう1つは政治候補者をもっと知ってもらうことです。
理想は、期日前に駅の近くに投票所を増やし、買い物や通勤の途中でできるようになればいいと思います。選挙、投票行為を生活に交わらせる必要があります。
そして選挙候補者その人をどこまで知れるか。個別訪問をよしとしたり、ネット選挙解禁などで中身をもっと知ってもらう必要があります。



若者に対してメッセージをお願いいたします。


自分だったらどうするかを考えて欲しいです。
自分だったらどういう政治をするか、どう街づくりをするか考えて欲しい。
そうすると自分の考えも固まるし、どういう政治、どういう政治家を選ぶかなど、判断しやすくなります。

そして街づくりに対して夢を持ってほしいと思います。



(インタビュー:2013-03-26)


昭和42年  日本大学法学部法律学科卒業
昭和48年  小金井市に転入  会社経営
昭和60年  小金井市議会議員
平成11年  小金井市長
平成23年  小金井市長4期目
※プロフィールはインタビュー時のものです。

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