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2013/6/25インタビューVol.148 [首長] 木津 雅晟 三郷市長 「三郷市を中心として円状にコンパスをひいてみる。そこから市の可能性がたくさん見えてきます。」

148

市長

三郷市長 木津 雅晟
所属 埼玉県三郷市
公式ホームページ

 

市長、今日はよろしくお願いいたします。実は私も三郷市に住んで22年になりますが、初めて市長室に入りました。とてもわくわくしています。


地元・三郷市出身の学生さんということで私もとても嬉しいです。小学生の子供たちが社会科見学で市長室に来るときがありますが、その時もきらきらとした目で同じことを言っています。私は子供のうちに貴重な経験をすることが大切だと思っていますので、市長室は積極的に開放しています。



三郷市はここ数年大きく変わり大変便利なまちになっていると思います。これからどんどん変わっていく三郷市ですが、市長の構想をお聞かせください。


(市長、立ち上がる。市長室の壁面に飾られている、天井に届くほど大きな2枚の空撮写真を指さしながら)こちらの写真が昭和後期のもの、こちらが平成22年の三郷市全図の空撮写真です。毎年、市の空撮はしていますが、5年に一回ほど、三郷市全図の空撮パネルを作成しています。比較すると市が大きく変わっているのが分かると思います。
例えばつくばエクスプレスが通ったこと。当初は異なるルートも検討されておりましたが、現在の三郷中央駅を通るものとなりました。空撮図で見ると、三郷市内で三郷中央駅を中心に路線が大きくひねられているのがわかると思います。市の構想を具現化するにあたっては、誰とどのように交渉、配置を行えばもっとも効率よく、最速でできるのかを考えています。
ほかにもインフラの発達として、今後、東京外郭環状道路が三郷南ICから市川市方面、ひいては湾岸方面へとつながるということも見逃せません。この道路が開通するとお台場まで30分程度で行くことができます。また都内を通らずに横浜まで行くことができるようになります。最近三郷市には、市内に進出したコストコやIKEAなどのかなり大きなトレーラーが通るようになりました。おそらく各港に荷揚げされたものを都内の高速を通って運んでいるのだと思いますが、この道路ができたら、その経路が変わります。すると三郷市の物流拠点としての魅力は大きくなる。そう予測しています。
普通、物流を考えるときの距離は、東京都・日本橋から何キロメートルと測ります。しかし私は三郷市から何キロメートルか、ということで発信していきたい。それが持論です。三郷市を中心として円状にコンパスを回してみて、どこが何キロ先なのかということを考えてみると、案外近い拠点があるな、など市の可能性がたくさん見えてきます。地図で見てみると、それがさらにわかりやすいでしょう。空撮パネルは新三郷駅のららぽーと内1階にある「ららほっとみさと」にも置いてあります。これを見た子供たちは、自分の家はここだ!と指を指します。そういった経験が市への親しみになればと思っています。
企業の誘致も積極的に行っています。三郷インター南部地区には約44ヘクタールの開発途中の地区があります。ここには様々な企業を誘致しています。例えば、株式会社マルエツの三郷物流センターからは関東近辺のお惣菜を発送しています。他にも世界有数の規模を誇る先進的物流施設プロバイダーとして、また日本、中国及びブラジルの物流施設市場のマーケットリーダーであるグローバル・ロジスティック・プロパティーズの日本法人の最新鋭の流通センターが今年稼働しました。将来的にはこの地区だけで4,000人程の雇用を見込んでいます。



若者のための都市開発はありますか?


例えば下水処理場の屋上に、子供たちのための天然芝のサッカー場を作りました。広大な下水処理場の屋上が何もないのはもったいないと感じたためです。休日はここでよくサッカーの大会が行われます。他に実はつくばエクスプレス・三郷中央駅前に中華街を作ろうという構想も考えました。そもそもの発端は、三郷市の中には若者が集まって、美味しい食事をいただきながら楽しく語り合う場所が少ないということからでした。残念ながら構想のみで断念したのですが、私としてはとても進めたい事業でした。
また三郷市には大学がありませんでした。しかし、近年その誘致も進めています。例えば、昨年旧北郷小学校の跡地に獨協医科大学付属看護専門学校を誘致しています。平成27年度4月に開校予定です。また、平成23年10月からは瑞沼市民センターの2階に、放送大学三郷校が開校しています。
ほかにも三郷中央駅前のにおどり公園にステージを作り、ジャズフェスティバルを市民の皆様に楽しんでもらっています。



本当に色んな構想を持っていらっしゃり、それが実際に実現していることにとても尊敬の念を感じます。また、地元に誇りを持ちます。こういった構想はいつ考えていらっしゃるのですか。


地元の方の声や議員さんからの声をうけて、ということもありますし、何より自分でよく市内を歩きます。そうして歩き回りながら気になったことはすぐに担当課に連絡します。



市長の市をもっと良くしようとする熱い行動に、私も熱くなります。三郷市の展望、希望についてお聞かせいただきありがとうございます。最後に若者へのメッセージをお願いします。


若者はインターネットなどを通じて新しい情報を持っていると思っています。そうした情報を是非、地域活性化に積極的に活かしていただきたいと思います。私としては特段若者と限定することはなく、地域の一員としての想いは若い人であっても経験者であっても変わらないと思っています。ただ、若い人はこう思っているという将来像を掲げ、市に働きかけてもらうことで、いいものができあがっていく予想はしています。
若い人はフットワークが軽いので、旅に出て、その旅先のまちと自分の住んでいる市を比べて、ここは取り入れたいとか、そういった構想を考えることは、地域を良くするきっかけになるのではないかと思っています。
私自身はそうした想いを地域に投げかけ、地域の人々からの反応を吸収し、実現していきたいと思っています。



(インタビュー:2013-06-17)


昭和21年7月13日生まれ。昭和44年3月 大正大学文学部卒業。
昭和44年4月三郷町役場入所、約20年教育委員会や環境経済部、建設、福祉保健部などを歴任後、平成8年10月三郷市役所辞職。
平成9年8月三郷市議会議員に初当選。以来、平成17年まで三期市議会議員を務める。
平成18年10月三郷市議会議員辞職。
平成18年11月三郷市長に就任。現在、三郷市長二期目を務めている。
※プロフィールはインタビュー時のものです。

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