コラムcolumn

2021/5/21 コラム
「日本と海外の働き方を通じた新しい働き方について」

日本と海外の働き方についてどう思いますか?

「日本人は働きすぎ」
この言葉をよく耳にする人も多いのではないでしょうか。実際、日本では残業が多く行われているにも関わらず、それに対する賃金が十分に払われていなかったり、また休暇が取りにくかったりするなど、このような労働環境の課題から過労死といった問題も発生しています。さらに、最近では女性の社会進出を促進する動きが出てきていますが、育児休暇の取りづらさやサービス残業への懸念から、女性が継続して働き続けることや、子育てをしながら安定した職につくことが難しくなっています。このように、現在の日本の働き方は、私たち個人にとって必ずしも良い環境とは言えないと思います。

このような環境となっている原因には、日本の労働のシステムが大きく関係していると思います。例えば日本では終身雇用や年功序列といったシステムを採用している企業が多いですが、これは年齢や勤務年数で賃金や役職が決まる制度で継続して働くことに重きをおいており、個人の能力が賃金や役職に反映されることはありません。そのため、よく働いていてもそれが賃金として認められなかったり、一度仕事を辞めてしまうと復職しにくくなったりする状況が生まれてしまいます。

一方、海外の働き方は日本とは反対に、時間外労働が短く、休暇が取りやすい環境にあります。これは、海外では成果主義が取られているためです。成果主義だと、個人のスキルや能力、職務によって賃金や役職が決定するため、自分のライフスタイルに合わせて働き方を決めることができ、また復職もしやすくなります。さらに、「時間内に仕事を終わらせる」というタイムマネジメント能力も個人のスキルの中には含まれており、仕事の効率性を重視することで残業を減らすことができます。

そして私は、日本はこの海外の働き方を導入し、新たな働き方を模索していく必要があると感じています。現在日本では少子高齢化という非常に大きな問題がありますが、この問題は今後もっと深刻化し、これからより高齢者を支える若年層の負担軽減や、少子化を防ぐために子育てしやすい環境を整える必要性が増してくると思います。そのため、今のままの働き方ではなく、海外のように効率性を高めた働き方で、より仕事と家庭を両立できるした方が良いと思うからです。

このことから、日本は海外の事例を導入して働き方を変えていくべきではないかと思います。しかし、その方針を示して主導していくのは政治であると思います。次世代を担っていく私たち若い世代がこの課題を解決するためには、まず今の現状はどうなっているのかについてや、課題を解決するための方法について知ることから始める必要があるのではないでしょうか。そのため、今の大学生のうちから社会や政治について学んでおくことはとても大切だと思います。(つくば支部 日竎若菜)

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