コラムcolumn

2022/1/10 インターンシップ
割れてしまったスイカ

プロフィール:東京G2支部 菅原瑠莉
議員インターンシップへ参加。
現在、東京でドットジェイピースタッフ活動中。

失敗した時の行動

突然ですが、もし友達と話している時に友達の洋服を盛大に汚してしまったら、みなさんはどうしますか?その服はその友達自身が作った服だとします。(服を自分で作る超人は少ないとは思いますが) クリーニング代を払ってあげるのでしょうか。あるいは別の洋服を買ってあげるのでしょうか。つまり、自分がその友達お手製の洋服を汚してしまったという失敗をしたとき、みなさんはどう行動するのかということです。

インターン中の失敗

私はその場が凍り付いた失敗をインターン中に犯しました。支援者訪問やポスター貼りをしている途中で、ある農家さんに出会いました。その農家さんはとても優しかったので、スイカやかぼちゃ、トマトなど多くの野菜をくれました。少しでも多く運びたかったので、自分で抱えられるか、抱えられないかくらいの量を一気に持ちました。やはり欲張ってはいけません。スイカを農家さんの目の前で盛大に割ってしまったのです!丹精込めて作り上げた野菜や果物を一瞬で粉々にしてしまいました。みなさんも小学校でトマトなどを作っていたはずです。この農家さんの気持ちがわかるのではないでしょうか。自分で作ったものは愛着が湧きますよね。その愛着の湧いたトマトを目の前でつぶされてしまったらどうでしょう。悲しくなりませんか?このような愚行を私は平気でしてしまったのです。

愚行から学んだこと

この愚行から学んだことは、二つあります。一つ目は、自分を過信しないということです。自分で持てる量をしっかり把握すべきでした。これは日常生活でも当てはまります。自分のキャパシティを把握して体調を崩さないようにすることはとても大事です。この失敗をしてから、自分の限度を常に把握するようになりました。過信しすぎると周りに迷惑をかけてしまうとわかったからです。

二つ目は、失敗をした後どう誠意を行動に表すのかということです。幸いにもその農家さんは優しかったので、いやな顔一つせずもう一個スイカをくれましたが、本心は悲しい気持ちだったと思います。このスイカ事件直後、その農家さんにどう誠意を表せばよいのかを何度も考えました。行きついた答えは、その農家さんのもとに何度も行ってスイカ一個分以上の労働力や感謝の気持ちをぶつけるということです。まず割ってしまったスイカは食べることができないので、木のふもとに持って行ってカブトムシなどの餌にしました。食べ物を粗末にしてはいけません。次に、畑作業のお手伝いをすることにしました。割ってしまったスイカは帰ってきません。新しく作るしかないのです。畑作業をお手伝いすることによって、これから成長する野菜たちにこのスイカの命を託し、このスイカが報われるようにします。物質的なお礼やうわべだけの謝罪よりも、一緒に何かを体験して気持ちを分かち合うことが一番の誠意の表し方だとわかりました。その農家さんに働きかけたおかげで何度も事務所に来てくださり、むしろ感謝をしてくれました。

割れたスイカからの学び

冒頭にある、洋服を盛大に汚してしまった場合、私ならまた一緒に服を作るお手伝いをするでしょう。お金や物で解決するということよりも、自分のキャパシティを把握しながら誠意を継続して表すことが重要であることを学びました。

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