【就活中のあなたへ】「自分が好きな自分でいられる」社会を目指して──キャリアアドバイザーの卵へインタビュー

【就活中のあなたへ】「自分が好きな自分でいられる」社会を目指して──キャリアアドバイザーの卵へインタビュー

みなさんは自分のことが好きですか？
社会や相手に求められている理想に自分を無理して近づけようとしていませんか？
そう考えている人を救いたいと挑戦する新社会人がいます。
東京都在住、大阪府出身の22歳。
現在、メガベンチャーの人材企業でキャリアアドバイザーを目指し、日々研修に励んでいる吉田愛叶さんに、新生活のリアル、これからの夢についてお話をお伺いしました。

◎プロフィール

名前 : 吉田愛叶（よしだあいか）
出身 : 大阪府
年齢 : 22歳
大学 : 同志社大学法学部
　→3年生から4年生の1年半ドットジェイピーに参加

新生活は「成長実感」と「葛藤」の連続

4月に入社し、社会人としての一歩を踏み出した吉田さん。
現在は、新卒向け就活サービスの部署で、就活生との面談や企業紹介を行うための研修に取り組んでいます。
「正直、大学生の方が自由で楽しかったです。でも今は、知識として自分が成長している実感があります。これまで感覚でやっていたことが、言語化・論理化されるのがすごく面白いですね」と言います。
新生活への戸惑いと、ハードな日々。
それでも、前向きに学び続ける姿勢を持ち、仕事に取り組んでいます。

ドットジェイピーで培ったスキルが生きている

学生時代、NPO法人ドットジェイピーでスタッフとして活動していた経験が、今の仕事にも大きく生きていると語る吉田さん。
「営業スキル、プレゼン、グループワークの立ち回り方──いろんな面で役立っています。特に、人のタイプに合わせてコミュニケーションを変えるスキルは、今の仕事でもすごく使えます。」
また、組織の仕組みにもすぐに馴染めたと話します。
「ドットジェイピーと会社の仕組みって、意外と似てる部分が多いんです。だから、社会人としての土台ができていたのかなって思います」

今の会社を選んだ理由

「人材業界がよかった」というよりも、「この会社だからこそ入りたかった」と語る吉田さん。
「まず、介在価値がある職種だったから。自分が間に入ることで、誰かにプラスをもたらせる仕事がいいなと思いました。あとは、利己と利他のバランスが取れている会社だなと感じたからです。“関わる人全てへの価値の提供”をビジョンに掲げていて、社員自身の幸福も大切にしている点に共感しました。」

「自分が好きな自分」でいられる人を増やしたい

これから研修を経て、キャリアアドバイザーとして成長していきたいと考えています。
「就活って、会社に合わせるために性格を変えちゃう人が多いんです。でも本当は、自分のありのままを受け入れてくれる場所を見つけるべきだと思う。就活で間違った方向に進んじゃう人を、支えられる存在になりたいです。」
その想いは、社会に対する願いにもつながっています。
「もっと“自分勝手”を受容しあえる社会にしたい。お互いに本音を尊重し合って、自分に合う環境を見つけられるようになってほしい。」

原点は、”自我”を持てなかった過去にある

この強い想いの原点は、吉田さんの原体験にありました。
中高時代、バレー部や少林寺拳法部で副部長を務めた吉田さん。当時は「とにかく優しい、イエスマン」だったと言います。
「本当は言いたいことがあっても、人の意見を優先して、自分の気持ちを押し殺していました。ずっとモヤモヤしていました」
大学進学時には、心理学部を志望していたものの、親の勧めで法学部へ進学。自分の想いを貫けなかった経験が、彼女に次の深い気づきを与えました。
「やっぱり自分勝手を通すことも、大事なんだって思いました」
その後、ドットジェイピーでの活動を通じて、理想を掲げ、プロモーション担当として周囲を巻き込みながら結果を出す経験をし、自信を深めていきました。

最後に──自分らしく生きる未来に向けて

そんな吉田さんが描く未来は、とても温かく、力強いものです。
「お互いの自分勝手を尊重し合って、自分たちの正解を導き出しながら、『今』を全力で愉しめる社会をつくりたい。正解を“正解にするために”全員で努力できる、そんな世界を目指したいです」
「自分を知り、自分らしく生きる」
シンプルだけど難しいこのテーマに、真正面から向き合う吉田さん。彼女を原点に、多くの人が自分らしくいられる社会が広がっていくのでしょう。