STAFF INTERVIEW

Vol.11【新しいことに挑戦したいあなたへ】経験したから出会えた新たな自分

百聞は一見に如かず。物は試し。案ずるより産むが易し。隣の餅も食ってみよ。
先人も、やってみないと分からないと繰り返してきました。
今回、お話を聞いた合田さんもインターンシップに挑戦して、実際に行ったからこそ自分の強みに気付いたり、自分の中で変化が起きました。
夏休みに何か新しいことに挑戦したい人、自分のことや将来についてもっと考えたい人必見の記事になっておりますので、ぜひご覧ください!

プロフィール
名前:合田智琉
 出身:愛媛県西条市
 年齢:20歳
大学:広島工業大学環境学部建築デザイン学科2年生
    →大学2年生からドットジェイピーで活動

▶︎「自分の“強み”は、経験の中で見つかる」

──建築士を目指す大学生が、インターンで見つけた可能性と未来への設計図
「小学生の頃から、ずっと建築士になりたかったんです」

そう語るのは、広島工業大学環境学部建築デザイン学科に通う合田さん。
まっすぐな眼差しで“将来の自分”を見つめながら、彼は大学生活を「可能性を広げる時間」にしたいと考えてきました。
その一歩として参加したのが、NPO法人ドットジェイピーによる議員インターンシップ。
「大学の教授に気に入られて仕事を紹介してもらえたらいいな、なんて考えてた時期もあったんです。でも、自分のために何かに挑戦したいと思っていたし、将来の面接で武器になる経験がしたかった。詳細を聞く前から、気持ちは8割参加に傾いていました」

▶︎内向型から外向型へー夢を叶えるために必要だった“伝える力”

彼がインターンに惹かれた理由は、建築の知識とは別に“人と話す力”を磨きたいと思っていたから。
「建築士って、お客さんと“どんな家にしたいか”を話しながら進めていく仕事じゃないですか。でも当時の自分は、人と話すのが本当に苦手で、このままだとお客さんと向き合えないと思ったんです」

参加した議員の活動がちょうど選挙期間だったこともあり、彼は街頭演説やチラシ配りなど、地域の人と直接関わる現場を経験しました。
活動を通して、彼の中で確かな変化が起こりました。
「もともと内向型だったのが外向型になりました。店員さんに話しかけるのも無理だったのに、今は誰にでも話しかけられるようになったし、人前で話すのも苦じゃなくなった。自分でもびっくりしてます」
「建築士としてお客さんと話す力」が必要だと感じていたからこそ、自分の中に眠っていた対話力を引き出す大きな転機になったのです。

街頭演説をする合田さん

▶︎「動画編集が強みになるなんて思ってなかった」

インターン活動のなかで、もうひとつ思わぬ発見がありました。
「選挙活動を手伝っていた議員事務所に、ネット選挙の専門家がいたんです。そこで自分がつくった動画を見て、“編集がうまいし、早いね”って言われて」
趣味でやっていた動画編集が、まさか“現場で通用するスキル”だったとは思っていなかった彼。
「やってみたら評価された。自分の強みになるなんて思ってなかった。現場でちゃんと通用するスキルだってわかって、正直興奮しました」
“やってみないと気づけないことがある”――彼の言葉から、そんな気づきの大きさが伝わってきます。

▶︎「愛媛にインターンシップを広めたい」──彼の中で目覚めた開拓精神

インターンシップ終了後はスタッフとしても活動を続けている。愛媛での活動を広げたいという想いから、愛媛での新規拠点立ち上げにも意欲を示し、インターンシップの活動の中でで立案した政策アイデアを実現させたいという熱意も見せました。
「自分の建築知識を活かして、空き家問題や防災設計に取り組みたい。避難経路も、防災設備も、建築士なら“自分の手”で設計できる」
彼の未来には自分の未来だけでなく、すでに“地域の未来”があります。地元・愛媛でお店を構える夢もありつつ、海外での活躍にも前向き。地元と世界、どちらも諦めない彼らしいビジョンが広がっています。

大学の授業の課題で作成した模型

▶︎可能性を広げた原体験は、すべて“自分で踏み出した一歩”から

「正直、めっちゃよかったです。インターン、行ってよかったって心から思ってます」
この経験が、彼の価値観や進路、そして人との向き合い方まで変えました。最初の一歩は、“誘われたから”だったかもしれません。でも、その先をどう歩んでいくかは、自分で決めた道です。

現在はスタッフ活動を続けながら、建築士としての将来に向けて知識を蓄えています。新たな挑戦に戸惑う瞬間もあるが、スタッフの仲間からの評価が背中を押してくれる。
「頑張ったところをちゃんと見て、褒めてくれる。それがすごく嬉しいし、やりがいにもなってます」
未来を自らの手でつくりたい。そう語る彼の言葉には、実体験から得た確かな熱と、確固たる覚悟がにじんでいました。

スタッフの仲間と昼食を食べる合田さん
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