ジャパンプロデューサーインタビュー

Vol.000 [理事長] 佐藤 大吾 NPO法人ドットジェイピー理事長 「僕は行きたい会社がなかったから、自分の会社を作った」

NPO法人ドットジェイピー理事長

佐藤 大吾
所属 NPO法人ドットジェイピー理事長
公式サイト

 

佐藤さんは(有)アウトポスト、(株)インターパーソナル、NPO法人ドットジェイピーと数々の起業に成功されてきましたが、学生時代からバリバリの企業家を目指していたのですか?


いやいや、僕も一生懸命を就職活動やりました。えらそうに人事の人に向かって、「やりたいことをやらせてくれますか?」と訊いてました。
すると大抵の会社はOKを出してくれるんですが、次に「では、やりたいようにやらしてくれますか?」と訊いてみると、これにOKを出す企業はさすがに1社もなかったですね。
そうやっているうちにいろいろ考えて「やりたいことをやらしてくれる、世界で唯一の会社は自分が作った会社や!」と気づいて、自分で会社を起こそうと思いました。



でも、やりたいことがわからないという学生って多いですよね。


僕は4年生のとき知り合いのソフトウェア会社など3社でインターンをさせてもらったんですが、インターン中に自分のだめなところを思い切り自覚させられましたし、逆に自分の強みも少しだけ分かりました。そして何より学んだことを社会で活かす楽しみを覚えました。
「このインターンでの経験という楽しみを他の学生にも伝えたい」そう思ったのが今の会社を創った原点です。



インターンシップは、「やりたいことを見つけるため」の1つの手段ということですね。


その通り。やりたいことが見つからないないのなら、やりたいことを既に見付けている人の側にいることが1番の近道だと思います。そういう夢を見つけて活動する人のそばにいると、ガンガン刺激を受けて、自分のやりたいことが少しずつ見えてきます。時間のある学生時代、適当に過ごすだけじゃなく、インターンで実感を得ながらじっくり考えたり遊びから人脈を創ったり、学んだりできることは、学生の特権なんですから。
迷ってるんなら絶対インターンシップに行くことをオススメします!!



(インタビュー:2002-05)


1973 大阪府に生まれる。大阪大学法学部中退。
1996 企業インターンシップコーディネート事業開始。
1998 インターンシップ専門事業会社として(有)アウトポスト設立、代表取締役就任。議員インターンシップコーディネート事業開始。
2000 (有)アウトポストを改組し、(株)インターパーソナル設立、代表取締役就任。議員・役所などパブリックセクターへのインターンシップコーディネート事業に特化したNPO法人ドットジェイピーを設立。
2001 人事コンサルティングファームの(株)シンカと合併、取締役就任。
2002 (株)シンカ退社。大阪大学客員研究員。同志社大学非常勤講師(キャリアデザイン講座)、追手門学院大学非常勤講師(インターンシップ講座)など。 新しい日本をつくる国民会議(21世紀臨調)運営委員。「バランス・マネジメント協会」(理事長:公文俊平氏)にて、事務局長就任。
プロジェクトマネジメント理論に基づくビジネス推進力のスキル標準テストとして「PWA検定」の立ち上げを行う。
2003 「PWA検定」の普及活動を主とした企業研修事業を行うため、(株)ヒューマンデザインオーソリティを設立、代表取締役就任。
※プロフィールはインタビュー時のものです。


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