ジャパンプロデューサーインタビュー
Vol.118 [首長] 吉原 英一 坂東市長 「自分の考えをしっかりと持ち、率先して行動出来る積極性を身につけてください」

市長
坂東市長 吉原 英一
所属 坂東市長
選挙区 茨城県坂東市
どんな学生でしたか?
とにかく既成概念というものを打ち破りたいと思っていました。その思いが強すぎたせいで、大学の学長に呼び出されたこともありました。
政治家を志したきっかけは何ですか?
町長だった父は、常に「地元」というものを意識して仕事に取り組んでいました。大学在学中に父が亡くなり、その志を継ぎたいと思いました。国と地元とのパイプ役を果たそうと、国会議員の秘書になりましたが、実際になってみると、他の自治体と比べ、自分の地元では、国に対して「声」を上げていないということがわかったのです。
また、議会内の対立や混乱によって、外部への情報発信に力を入れていない状況にも強い問題意識を持ちました。ちょうどその時に選挙があり、立候補を決意しました。
市長に求められるものとはなんですか?
地元をどれだけ好きになれるか、その上で揺るぎない信念を持ち、実行することが重要だと思っています。
それは、頑なになって周りの話を聞かないということではなく、しっかりと周りの声に耳を傾け、何が正しいのかを責任をもって自分で判断するということです。
市の特徴的な取組みは何かありますか?
坂東市では、妊娠中の女性も足を運べる子育て支援センターを開設しています。
妊娠中のさまざまな不安や悩みの相談もできるものです。子育て支援のために、実際何が必要なのかをしっかりと把握し、各政策に取り組みたいと思っています。
また男女共同参画の進む現代において、女性の視点からの政策提言の必要性を感じ、それを可能にする仕組みも整えました。
将来的に坂東市の若者にはどうなってほしいですか?
「自分たちは坂東市で生まれ育ち、これからの坂東市を担っていくのは自分たちなのだ」という自覚を持って欲しいですね。そして、どんどん色々な分野に進出して欲しいと思っています。市議会議員にも、もっと若い人たちに出てきて欲しいと思っています。
若者へのメッセージをお願いします。
刺激的なものだけに反応するのではなく、普段あまり目に見えていないような部分にも目を向けて欲しいと思います。
また、物事に対して批判するだけではなく、自分たちの頭で「ではどうすればいいのか?」ということまで考えて、問題意識を意味のあるものにしていただきたい。最後に、何事においても「誰かがやるだろう」ではなく、当事者意識を持って、自分が率先してやるという積極性を身につけて欲しいと思います。
昭和53年 4月 旧岩井市長
平成21年 4月 坂東市長