コラムcolumn

2022/3/30 ジャパンプロデューサーインタビュー
Vol.210 [首長] 瀧澤 智子 大阪府池田市長 「次世代につなぐ『共育』のまち池田」

〝次世代につなぐ『共育』のまち池田〟
池田市長 瀧澤 智子
JAPAN PRODUCER INTERVIEW vol.210

大阪府の北西部に位置する池田市。
池田市は昔から交通の要衝として栄え、交通アクセスに恵まれているだけでなく、
西に猪名川、北に五月山と自然にも恵まれたまちです。
そんな池田市の市長である、瀧澤智子市長にお聞きしました!

< 市長になろうと思ったきっかけ >

ー瀧澤市長が政治や行政に関わろうと思われたきっかけを教えてください。

瀧澤市長:

私は大学卒業後、証券会社で働きながら娘2人を出産し、仕事と育児の両立をしていました。子供が成長するに連れて、仕事のペースを落として子育てに比重を置きたいと思った時に、たまたまご縁があり、議員事務所で働くことになりました。議員事務所で働く一方、母親として、子育てや教育の環境を良くしていきたいと思うようになり、市議会議員に立候補し、議員としての活動を始めさせていただいたというのが最初のきっかけです。

私が議員になった時に、ひとり親の方や障害者の方、高齢者の方などたくさんの市民の方からの声をいただきました。行政においての線引きをどこかでしなくてはいけませんが、その線引きで対象外になってしまった方の声も聞いてきたことから、必要な人に支援を届け、希望を持って生活をして欲しいと思うようになりました。

ーご縁があって議員事務所で働いたということですが、秘書の道を選択されたきっかけはなんですか?

瀧澤市長:

もちろん最初から秘書になったわけではないです。最初は事務員として働かせてもらいました。働いている中で、議員事務所で働く前の私もそうだったのですが、政治と生活はすごく密接であるにも関わらず、日常生活や子育てをしていると忙しくてどうしても政治に関心が持てない方が多いのではないかと感じました。私自身、池田市で一市民として生活や子育てをしてきて課題を感じるところがあったため、それならばまず私が一歩踏み出すことが大事なのではないかという思いから始まりました。

< 次世代の子どもたちに誇れる池田へ >

ー瀧澤市長が考える理想の池田市とはどのようなものでしょうか?

瀧澤市長:

「住みたいまち」であり「住み続けたいまち」であるということが理想の池田市と考えています。現在は少子高齢化による人口減少時代に突入しています。その中で、子供たちにどのような未来を渡していくのか、それを考えることが今、私たちに課せられた責任だと考えています。次世代の子どもたちに誇れる池田を実現するために、市民の皆さまと共に育む「共育のまち池田」をスローガンとして掲げて、取り組んでいきたいと考えています。

ー理想の池田市にするためにどのような施策を講じておられますか?

滝澤市長:

人・まち・未来の3つを市民の皆さんと共に育てる「共育」を施策の柱として据えてまちづくりを行っています。「人を育てる」は教育環境の充実・整備についての施策で、次世代を担う子供たちのために、時代の変化に対応したICT教育やプログラミング教育などの教育を推進します。また子供たちを取り巻く貧困やヤングケアラーなどの問題を早期に解決できるよう取り組みます。「まちを育てる」は市民の皆さんの命や健康を守るための環境整備についての施策で、住民の皆さんと対話しながら地域課題の解決を目指します。その中で高齢者の方の居場所づくりや新型コロナウイルス感染症対策にも取り組みます。「未来を育てる」は時代の変化に伴う環境の変化に対応した社会全体の環境整備についての施策で、待機児童問題や農福連携、持続可能な財務体質の構築等に取り組みます。また、市民サービスの充実へ繋げるため、市長の月額給与3割カット、退職金ゼロの身を切る改革を実践しています。

ー具体的にはどのような政策に力を入れていますか?

滝澤市長:

教育環境であれば、タブレット等の学習環境の整備や、授業時だけでなく災害時の避難場所にもなるので危機管理の観点からも小・中・義務教育学校の体育館にも冷暖房を整備していきます。高齢者の方には、住み慣れた地域でいつまでも元気に暮らしていただけるように、来年度は健康寿命延伸の取り組みを進めていきます。

また、池田市は主に3つのエリアに分けることが出来るのですが、それぞれのエリアの特色を活かしたまちづくりをしていきたいと考えています。

市域の南東部に位置し、大阪大学豊中キャンパスのある石橋エリアには、下町の情緒が残る商店街があります。人口が密集しているので災害時、例えば火事になったら大変なので、景観を保ちつつ整備を進めています。

市役所が近くにある阪急池田駅の付近のエリアでは、現在、民間事業者が池田駅前のバスターミナルの機能強化を行っています。それに合わせて駅前を整備し、市民が歩きたくなるような空間にするべく、市と地元の民間事業者と連携しながらまちづくりを進めていこうとしています。またその際には、植物の緑を多く使った「グリーンインフラ」の整備もしようと考えています。

細河地域は、植木の四大産地の一つとして知られています。AI農業などの最新の農法を取り入れた農業や、伝統的な植木栽培を活かしたまちづくり等、細河地域にしか出来ない取り組みでまちづくりを進めていきたいと考えています。

またこの取り組みは地元の皆さんの協力がないと出来ないので、一丸となって取り組みたいと思います。

< まずは「知る」 >

ー最後に、若者が理想の町や政策を考えるうえでのアドバイスをお願いします。

滝澤市長:

まずは「知る」ことが理想のまちや政策を考えるうえでの第一歩だと思います。例えば、自分が住んでいるまちはどのような政策をしているのか、住みたいまちのランキングで上位の市はどのような工夫をしているのか、市のためにどのような人が考えて動いているのか、そういったことをまずは知ることが大事です。それらを知ったうえで、自分の考える理想のまちや政策に近づけるためには、現在の自身の案に何を足しどこを改善すればよいかを考えることが大事だと思います。

(インタビュー:2022-02-03)

プロフィール

■生年月日 昭和56年6月10日
■略歴
甲南女子大学文学部 卒業
証券会社勤務
AFP資格所持(日本FP協会認定)
2019年 池田市議会議員選挙当選
2021年 池田市長選挙当選

※プロフィールはインタビュー時のものです。
滝澤市長とのインタビューの様子
2022年3月26日 zoomにて
(右:滝澤市長 左・下:ドットジェイピースタッフ)

  • facebook
  • twitter
  • LINE

関連コラム

    関連記事はありませんでした。