議員インターンシップ

何を学んだ?インターンシップ

プロフィール:九州大学 法学部1年大坪稔彦
2021年【夏】に【議員】インターンシップに参加。
現在はドットジェイピー福岡支部でスタッフ活動中。

参加動機

私は 2021年夏のインターンシップで佐賀県議会議員の方の下でインターンシップを経験した。私がこのインターンに参加しようと思った理由は、将来自分が政治家になる際に持っておけば有利になる議員さんとのコネを作るためであった。しかし、夏休みの二か月間で経験した議員インターンでは、フィールドワークや首長さんとの対談、イベントへの参加を通して、政治家さんとのコネに止まらず様々な知識や経験を得ることができたのだ

インターンシップを通して重要であると感じたこと

インターンシップを通して学んできた中で特に重要であると感じたことがある。それは、権力や財力を善のために用いることの重要性である。このことを表すエピソードが二つある。一つ目は私がお世話になった議員さんが取り組んでいた排水機場の老朽化問題に対する取り組みである。この問題は当初、排水機場の運営を委託されている地域住民の方が自治体や河川事務所、電力会社に対して排水機場の改修をお願いしても中々取り合ってもらえないという散々な状況であった。議員さんはこれを聞きつけた後に自身の活動経験を活用して、排水機場の運営委託者と河川事務所職員、電力会社の方々を集めて協議の場を設けられた。さらに、そこでの議論内容をもとに、県議会でも解決法を提言していらっしゃった。二つ目は弁護士さんの非営利的な活動である。私が現場実習で訪問させていただいた弁護士さんは、副業として NPO法人を運営し、親から虐待を受けて逃げてきた子供を一時保護するシェルターの運営を行っていらっしゃった。この方は自身が弁護士として得た収益の一部を運営費に充てていらっしゃった。もちろんこの活動は収益は一切ないボランティアである。しかし、弁護士さんは自身の得意分野である子供が関わる法律問題をより深く関わるためにこのような活動を率先して行っている。この二つの話から分かるように、議員や弁護士さんは私腹を肥やすためだけに働いているという偏見を持たれやすいが、実際に一緒に活動してみると、いかに自身の強みを生かして社会貢献をしているのかがわかる。

「権力や財力を善のために用いることの重要性」

この言葉がインターンシップで学んだことの中で特に印象深かった。しかし、インターンシップをする主体や場所、環境の違いによって得られる学びは多様である。このインターンシップはどんな状況であっても、学校では学ぶことができない社会勉強をできるという点では共通している。皆さんも自身の可能性を広げていくためにこのインターンシップにぜひ参加して、様々なことを学び、自分だけの最高の体験をしてほしい。

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