議員インターンシップ

あなたの家には何人住んでいますか?

プロフィール:渡邉菜々花
ドットジェイピーが提供する議員インターンシップへ参加。現在、東京でスタッフ活動中。

外国人労働者と貧困問題について

 皆さんはどんな家に住んでいますか?実家暮らしの人は、一軒家でしょうか、マンションでしょうか。独り暮らしの人は、賃貸マンションでしょうか?そこには、何人で暮らしていますか?三人でしょうか?四人でしょうか?家庭によってさまざまだとは思いますが、一軒家に10人以上住んでいるようなお宅はなかなかないのではないでしょうか。

外国人技能実習生の状況を皆さんはどれくらい把握していますか?私は、このインターンへ参加する前、まったくと言っていいほど知識がありませんでした。自分が日本語教育のコースを専攻していて、外国人の日本語の使用状況を知りたいという目的で、外国人労働者とつながりのある議員さんを選んだところから始まった、私の二か月に及ぶインターン。そこで出会った外国人労働者の方は、間違いなく私の今後に大きな影響を与えるでしょう。

外国人労働者の生活状況

一軒家に11人で暮らす。その状況を想像することができるのは、何人いるでしょうか。私は、実際に外国人労働者の方々のお宅を訪問し、その状況を拝見しました。一人当たりの部屋の広さはたった3.5畳。共有のシャワールーム、キッチンが一つずつ。朝には、工事現場に向かうため、朝四時に家を出る。手取りは11万円。そのうち家族に7万円、家賃2.5万円、残ったお金で一か月生活しなければなりません。愛する家族のために異国の地である日本に足を踏み入れ、言葉が通じない、それどころが罵声ばかりを浴びせられるそんな仕事現場で仕事をする。これがいかに過酷なことであるか。実際に働く外国人労働者の方の話を伺い、痛感しました。もちろん、このような環境ではなく、日本人と親密な関係になっている会社もあります。

SDGsの目標でもある貧困問題と教育

また、無料塾を開いている方のところに伺い、貧困家庭における教育の重要性や貧困家庭ではなくても教育にお金をかけない家庭もあるといった話を伺いました。貧困という問題は昨今大きな課題となっており、教育現場においても顕著に表れています。貧困は連鎖するといわれており、そこから脱するカギとなるのが教育であると私は考えます。

SDGsの目標でもある貧困と教育について、このインターンに参加しなければ、これほど深刻な問題として捉えていなかったと思います。今後、このような問題をいかに解決していくか、じっくりと考えていきたいと思います。今まで自分と関わりが薄いものとしてあまり興味を持っていなかった社会の出来事を自分に何ができるかという視点で見つめることができるようになったというのは、自分の大きな成長につながりました。

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