議員インターンシップで学んだこと

プロフィール：北海道大学文学部 大嶋創

2021年夏に議員インターンシップの参加を経て現在、ドットジェイピー北海道支部でスタッフ活動中。

議員インターンシップって何？

こんにちは。北海道大学文学部2年の大嶋です。僕は今年の夏に議員インターンシップで国会議員の方の事務所にお邪魔させていただき、たくさんの学びを得ることができました。とはいっても、実際にこのインターンシップでどのような活動ができるか、また実際にどのようなことを学べるのか、想像がつきにくい方も多いのではないでしょうか。そこで、この記事では私がこのインターンシップで学べた中で一番大切だなと思ったことを紹介していこうと思います。

政治って何だろう？

まず「議員インターンシップで国会･道議会･市議会」のもとで活動ができるといっても、どのような活動ができるかをわからない方も多いのではないでしょうか。私がお世話になったのは国会議員さんの事務所だったのですが、直近の衆議院選挙に際して選挙活動のお手伝いをさせていただきました。選挙カーに乗って手を振ったり、演説の応援に駆け付けたり、党の支援者の方々にお電話をかけたりといった活動を行いました。これだけでも通常では体験できない貴重な経験だったのですが、そこから私は「政治とは何か」についての考察を深めることができました。

私が学んだこと

例えば、インターン先の国会議員の方が配っているパンフレットに書いてある政策要綱を読んで、多くの利益のために多数決で決定をするのが政治なのか、はたまたたとえ還元される利益が少数派のためであってもその政策をすべきであるのが政治なのか。誰かにとっての利益は誰かにとっての不利益と直結しており、その中で我々はどのように取捨選択をすべきなのか。政治家の方々の話を聞いていると、支援者の意見を代弁するという政治家としての役割もありながら、自分の信念と支援者の意見を折衷しながらそれらの葛藤を相克する部分もあり、政治とは決して一筋縄ではいかないことが肌身に染みてわかりました。

普段は選挙でもない限りはこのようなことを考えることは無かったですが、このインターンシップという契機を通じて、政治家の方を間近で見なければ得られない考えを身に着けることができました。今回は議員インターンシップで学んだことを私なりに書かせていただきました。この記事を通して、このプログラムについて少しでもイメージがつけば幸いです。